フォンディ噴水:水盤内ソケットの垂直補正作業
前回ご紹介致しました「フォンディ噴水」を含め、弊社では必ず全ての噴水を出荷前に仮組み・試運転調整を行っております。
今回は仮組時によく起こる、日本製ではあまり考えられない輸入品ならではの事例(トラブル?)と弊社が行っている対応をご紹介したいと思います。
こちらが補正前(入荷時点)の写真です。
水盤内に埋め込まれているソケットが垂直ではない為、支柱を取り付けると斜めになってしまいます。
目視でも確認出来る程の状態ですね。
これでは、噴水を組む事も出来ないので、噴水が綺麗に組めるように補正します。
まず、ドリルを使い下穴を等間隔に空けます。
空けた穴の上部を削り、次に使うコアドリルが暴れないようにします。
コアドリルで全体の穴を抜きます。
こちらが斜めに埋め込まれていたソケット。
次に、ソケットの側に付いた石材を割ります。
埋め戻しをする際に、接着剤が馴染みやすいよう、ソケット全体に傷をつけます。
水盤に空けた穴の真下に敷物をします。
ソケットを穴に戻し、支柱を立て、寸法や水平がどの位置からでも中心に向かって均等になるように調整します。
最後に接着剤を入れ、硬化を待ちます。
硬化後には底面の敷物を取り、仕上げを行います。
こちらが補正後の写真です。
補正前に比べ、噴水の中心に支柱が立ち、角度も直っているのが、お分かりいただけるかと思います。
これで綺麗に噴水を組める状態になりました。